
日本を代表する色絵磁器「九谷焼」は江戸時代前期、大聖寺藩の初代藩主・前田利治公が領内の九谷村において登り窯を築かせ、焼物を焼かせたことに始まります。しかし40年ほどで謎を残して窯は廃絶。この「古九谷」が消えてから120年後大聖寺藩の豪商・吉田伝右衛門が再興、その後山代温泉に窯を移しました。この窯もわずか7年で廃窯しましたが、以来加賀の地では伝右衛門の信条だった「一品主義」を守り、手づくり手描きによる作品づくりが受け継がれています。

この腕時計は「身につける九谷焼」をテーマに、現代のものづくりの技術と伝統的な九谷焼の技法、さらに当地で400年以上の歴史を持つ山中塗の蒔絵技術をいかし、九谷焼の文字盤をベースに加賀の陶工、蒔絵師がひとつひとつ手づくりしたものです。
伝統的工芸品「九谷焼」は、産地全体でこの10年間の販売額は3分の1となり、従事者数も半減するなど、他の伝統工芸と同様に非常に厳しい状況にありますが、加賀九谷は古九谷発祥の地として「一品主義」「高品質の手づくり」「作家の顔が見えるものづくり」を重視してきたことから、他産地と比べて比較的堅調な推移をたどっています。
しかし九谷焼産地の将来を考えると、住空間や食を取り巻くライフスタイルの多様化に対応していく必要があり、産地の活性化、次世代の人づくり、そして地域全体の協力体制を作ることによる新しい地域ブランドを構築することが急務となっています。
そのため器から新たな分野への展開を目指し、「身につける美術工芸品」をコンセプトに、長年培ってきた九谷焼の技術を活かして1ミリ厚の陶板を加工し、0.1ミリ厚の空間に多色上絵具を使って加飾した九谷焼の文字盤を用いた腕時計を開発し、今回はさらに山中塗の蒔絵を施した商品もラインナップに加えました。
■仕様
・ケース;ステンレス(SUS-316)
・専用美錠;ステンレス(SUS-316)
・ベルト;牛革
・ガラス;サファイアガラス
・文字盤;アルミナ磁器+花坂陶石
・ムーブメント;日本製クォーツ(平均月差 ±20秒以内)
・水晶振動数;32,768Hz
・振動方式;ステップモーター方式
・防水;日常生活防水
・電池;小型銀電池
・サイズ;直径40mm・厚さ9mm ・重さ55g
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